Zope の設定と実行

Zope のインストールとサーバーのインスタンスの作成をどの方法で行っても、 最後に設定する内容と手順は同じになります。インストール方法については、 Zope のインストールzc.buildout を用いた Zope のインストール を参照して下さい。

Zope の設定

インスタンスの設定はインスタンス内の etc/zope.conf ファイルで行います。 このファイルは手動で作成しなくても、各設定の例がすべて含まれています。

また、別に用意した設定ファイルをコマンドラインで明示的に指定することも 出来ます:

$ /path/to/zope/instance/bin/zopectl -c /tmp/other.conf show
...
Config file:  /tmp/other.conf

Zope を起動したときに、ポートが使用されているというエラーが表示された場合は、 Zope が使用する HTTP や FTP のポート設定を変更する必要があります。 Zope がデフォルトで使用する HTTP と FTP のポートは8080と8021です。 このポート番号は ./etc/zope.conf を編集して変更する事が出来ます。

ポート番号を設定するセクションは以下の箇所です:

<http-server>
  # valid keys are "address" and "force-connection-close"
  address 8080
  # force-connection-close on
</http-server>

上記の address の部分にはポート番号のみを書くほかに、 host:port という 形式で記載する事で特定のインターフェースとのみバインドすることが出来ます。

設定ファイルの記述を変更したら、変更した内容を反映するために Zope サーバーを再起動してください。

Zope をフォアグラウンド起動する

Zope をコンソールから切り離さずに実行するには、 fg (foreground の短縮形) コマンドを使用します:

$ /path/to/zope/instance/bin/zopectl fg

このモードでは、 Zope のログメッセージがコンソールに出力され、ターミナル からは切り離されません。

Zope をデーモン起動する

インスタンスホームを作成したら、以下のコマンドでZopeサーバーを起動する ことが出来ます:

$ /path/to/zope/instance/bin/zopectl start

Zope起動中に、 /path/to/zope/instance/log/event.log にログメッセージを 出力します。もし、Zope起動中に何らかのエラーが発生した場合には、任意のツール (cat, more, tail, 他)を用いて内容を確認することができます。

ノート

Windows でこのモードを使用する場合、 Zope インスタンスをサービス として登録する必要があります。以下のように実行します:

bin\zopectl install

サービスから削除する場合は以下のようにします:

bin\zopectl remove

Windowsサービスとしての全てのオプションを表示するには以下のように 実行します:

bin\zopectl install --help

システムの起動に組み込む

zopectl をlinuxや他のSystem V unixのrc-scriptとしてリンクして使用する こともできます。

zopectl は引数無しで起動する事で対話モードで使用することができます。 helphelp <command> と入力すれば、各種コマンドを調べる ことができます。これらのコマンドはコマンドラインからも使用できます。

ノート

Windows では以下の方法でサービス登録と自動起動を同時に設定出来ます:

bin\zopectl install --startup=auto

Zope のログ記録

Zopeを起動したら、Zopeウェブサーバーに接続することが出来ます。 ブラウザで以下のURLにアクセスしてください:

http://yourhost:8080/manage

‘yourhost’ はZopeが動作しているサーバーのDNS名かIPアドレスで置き換えて ください。もしHTTPポートを変更しているのであれば設定したポートでアクセス してください。

ユーザー名とパスワードの入力を求められます。インスタンスの作成時に 指定したユーザー名とパスワードを入力してください。

うまくいけば、フレームで2つに分割されたZopeの管理画面が表示されます。 左のフレームはZopeのオブジェクトのナビゲーション用で、右のフレームは は上部にタブがあり、各タブでそれぞれ異なる管理機能を提供します。

もしまだZopeを使ったことがないのであれば、ZopeのWebサイトで色々な ドキュメントを読むことを勧めます。Zopeドキュメントセクションは 始めに読むのに適しています。以下のURLでアクセスしてください http://docs.zope.org/

トラブルシューティング

  • このバージョンのZopeはPython 2.6.4以降が必要です。 Python 3.x では動作しません。
  • Zopeで使用するPythonは 必ず thread対応でコンパイルしてください。 (which is the case for a vanilla build). 注意: Zopeは libpth を使用しているPythonでは動作しません。 かならず libpthread を使用してください。
  • Python拡張モジュールをビルドする場合に注意するべき情報があります。 もしPythonをRPMでインストールしている場合、python-devel (あるいは python-dev)パッケージもインストールしてください。 Pythonをソースからビルドしている場合についてはこのページの説明を 参照してください。
  • このバージョンのZopeについての重要な情報が Changelog にあります。参照してください。

Zopeにコマンドを追加する

setup.pyエントリーポイント を定義することで zopectl にコマンドを 追加することができるようになりました。コマンドはは以下のように zopectl.command グループに定義して下さい:

setup(name="MyPackage",
      ....
      entry_points="""
      [zopectl.command]
      init_app = mypackage.commands:init_application
      """)

ノート

zopectl の実装においてマイナス記号(-)をコマンド名に使用する ことは出来ません。

これで init_app コマンドを以下のようにコマンドラインから使えるように なります:

bin\zopectl init_app

コマンドはPythonの呼び出し可能オブジェクトを指定します。これによって、 その呼び出し可能オブジェクトは2つのパラメータを引数として呼び出されます。 1つはZope2アプリケーションオブジェクト、もう一つはコマンドライン引数 のタプルです。基本的な例は以下のコードのようになります:

def init_application(app, args):
    print 'Initialisating the application'

(Translated by Shimizukawa, r117184, original-site)

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